d_634305pr

配信狂の詩

全体的に臭い、よどんだ空気で満たされた部屋だった。

視聴者なんてほとんどいない、静かなゲーム配信。
いつもダル着にメガネ、ニートで一人暮らしの陰キャな私は、
将来への不安から目を逸らすみたいに、
いつもの現実逃避(オナニー)に溺れていた。

──配信、切り忘れてた。

翌朝、コメント欄に残された痕跡。
わずかな投げ銭。
「見られていた」という事実と、
‘こんなに簡単にお金が……’という甘い誘惑。

ダメだ、終わる。人生が。
そう思いながらも、
見られながら堕ちていく快感に、身体は正直で──。

d_634305jp-001


d_634305jp-002


d_634305jp-003



d_634305pr